少し賢くなったプロッター

「少し賢くなったプロッター」つづき

 

スピンドルモーター搭載のフライスが完成しました。

 

予告通りスピンドルモーターは完全固定でxyz軸の全てワーク側で移動します。

 

右から

f:id:McKeeChan:20211225172752p:plain

 

前から

f:id:McKeeChan:20211225172907p:plain

 

左から

f:id:McKeeChan:20211225172832p:plain

 

後から

f:id:McKeeChan:20211225172934p:plain

今回も3dプリンターでジョイントを作ってエンドミルを取り付けています。

 

到着時に12vで動作確認していたのですが芯ブレには気づかなかったです。24vで回してみると振動が酷くコレットチャックをよく見ると歪んでいるではないですか・・・

中国発送なので前回に続き泣き寝入りです。

まあ、3dプリンターで簡単に作れるからですが。3dプリンター最高

 

新フライスで作った主な部品

モーターマウント

f:id:McKeeChan:20211226085801p:plain

どんなに重いモーターでも対応できる。

 

z軸のスライダー

f:id:McKeeChan:20211226085820p:plain

z軸なのでストロークをこんなに長くする必要はなかったかも

 

ボールベアリングで両サイドから挟み込んで固定

f:id:McKeeChan:20211225174613p:plain

これにz軸のテーブルをはめ込みます。

 

z軸のテーブル

f:id:McKeeChan:20211226085834p:plain

この上にý軸x軸を組み上げて前後に移動

 

Ⅴ字の部分とベアリングが接してスライド

f:id:McKeeChan:20211226080312p:plain

向こう側にも4個のベアリング 計8個のベアリングで支えています。

 

一応、今回のはプロトタイプでもっと剛性を上げていく予定

 

試し彫り

前回切削した

サイズ 星の対角約24mm 高さ6mm

切削ピッチ、切込ピッチは共に0.4㎜ F200

切削時間約1時間45分

 

スピンドルモーター搭載のフライスで切削してみました。

 

切削の結果

f:id:McKeeChan:20211225185332p:plain

全く同じGコードで切削

切込ピッチ0.4㎜の段差もくっきり

 

今回と前回の比較

f:id:McKeeChan:20211226083955p:plain  f:id:McKeeChan:20211226084009p:plain

スピンドルモーターでこんなに違うとは驚きです。(同じ材料です。)

 

切削の様子

 

ポケット除去


www.youtube.com

 

スキャロップ


www.youtube.com

 

今回の新フライスでいかにスピンドルモーターが大事かよくわかりました。

回転が高いおかげでエンドミルのよれよれ感も無くなり切削音も心地よいです。

どれくらい回転数が上がったのかが知りたい。(回転計が欲しい)

 

次はアルミです。

アルミに向けて剛性、スライドの遊びなどもっと詰めれそうなのでもう少し木を切削しながら調整していきたいと思います。

 

本丸のアルミの切削はお正月のお楽しみに取っておきます。

 

また、更新します。