「少し賢くなったプロッター」つづき
アルミ切削の実験
前回のコメント
「新しいフライス(定番の門型)の動きはとても滑らかで剛性もありひょっとしたらアルミ位なら削れるかもと思わせてくれます。
極、簡単なモデルで試してみようかな。」
その前に
アルミに対してどの程度、耐えうるのかをコントローラーモードで実験していきます。
切削ピッチ、切込ピッチ、切削速度を少しずつ上げて試します。
その前の前に
木の切削速度の限界にもトライしてみます。(壊れる前にやって置きたい)
これは1代前のフライスで切削
サイズ 星の対角約12mm 高さ3mm
切削ピッチ、切込ピッチは共に0.2㎜ F200
切削時間約1時間10分
新しいフライス(定番の門型)で切削
サイズ 星の対角約24mm 高さ6mm
切削ピッチ、切込ピッチは共に0.4㎜ F200
切削時間約1時間45分
倍(体積8倍)の大きさなのにまあまあの時間で切削出来ました。
流石に表面は荒れていますが・・・
エンドミルがよれよれで折れないのが不思議なくらい。
スピンドルモーターのパワーと回転数が欲しいところです。
ただ、2代前のフライスに比べたら格段の進歩です。
2代前のフライスと言えば木目の硬いところで引っ掛かりとんでもない方向に刃先が進んだフライスです。
実際にこれを削ったのはベニヤ製の方ですが基本性能は2代前のフライスと同じ
ステッピングモーターのトルク(モーター径10mmから20mmへサイズup)とネジピッチ(3mmから0.5mm変更)の違いが大きいのでは無いかと思います。
特にネジピッチかな?
さて本題のアルミ切削の実験ですが、結果から申しますと撃沈です。
「アルミ位なら削れるかも」 なめていました。
1ステップ0.0125mm
訂正0.025mm
z軸1ステップ送り込んでx軸F50位の送りで擦り傷程度の感じです。
z軸2ステップの送り込みはx軸F50位の送りでエンドミルが折れそうなくらいしなり即停止
z軸2ステップ送り込み時はx軸も様子を見ながらステップ毎の送りでしか対応できません。
全く歯が立たない感じで根本から見直しが必要かと感じました。
トホホ・・・
擦り傷程度の切削に終わりました。
アルミアングル 下のカバーの残り物
ABSのそり防止用に作った保温カバー
これに使ったアルミアングルでテストしました。
今回は完敗でしたが、
へこたれません。
今後の見通し
テーブルの動き自体に負けてる感じはないのでエンドミルさえ回し切れば行けそうな気がしています。
次期スピンドルモーターが解決してくれると期待大です。
24vでぶん回してやっつけてやります。
また、更新します。