「少し賢くなったプロッター」つづき
前回の投稿で「端数は切り捨て」が原因と結論付けましたが、ビンゴでした。
切り捨てた分を補正するプログラムを追加して動かすと見事に切削出来ました。
今回採用した補正するプログラムはシンプルな方法で1行づつ変換時に小数点以下を記憶して次の行の小数点以下を加算して行き1を超えたなら1パルス追加するそれを永遠続けていく方法(x軸、ý軸、z軸の全てに採用)
ただ、また新たな問題が見つかり只今検討中です。(詳細は追々)
ランプタイプ らせん
ランプタイプ 切り込み
ランプタイプ らせん、切り込みでの切削結果
見た目では見分けが付かない程の仕上がりで、問題は無いようです。
切削時間を見るとポケット除去の部分で切り込みに対しらせんでは約倍の時間を要します。実験ではカラーボードを切削しているので負荷が掛からず切り込みでも問題なく削れますが、実際には金属を削るとなると複雑な動きをする「らせん」が必要なのかな・・・(そのうちトライしたいです。)
補正するプログラムが上手く行ったので気を良くして更に複雑なモデルに挑戦してみました。
新たなモデリング
Fusion 360にも慣れてきたのでサクサクと作れた。(自分なりに)
ポケット除去のシミュレーション
ポケット除去に2時間以上
走査線のシミュレーション
Gコード 14385行、切削時間 2時間20分
切削完了
自分なりに完璧では無いかと思う。
実際は上の完成まで3回やり直しています。
ここで新たな問題(今後の検討部分)にぶつかっています。
最初は表面仕上げをスキャロップで行っていましたが、最後の最後に突然の誤動作、刃先があらぬ方向へ移動 緊急停止 2時間10分ごろの出来事。
何かノイズが乗ったのかなと再挑戦。で、やはり同じところで同じ事が・・・
2時間後の誤動作はきついです。待ち時間長すぎ
試しに表面仕上げを走査線に変更するとアラ上手く行くではありませんか
ここで疑問なのがスキャロップでの誤動作。なぜ
同じ所で同じ挙動。ここで怪しいなと思い浮かぶのは反転信号の同時入力でのý軸、z軸の切り替え、まあ考えて見たら危うい方法でコントロールしているので偶然に同時に入力することも無いとは言い切れない。Gコード14385行もあればそりゃ1回位あるかも
今後の目標
では困るのでプログラムを見直して絶対に偶然に重なることが無いようにする。
スキャロップのシミュレーション
動きに何か秘密が隠されているかも
最後の最後に誤動作は辛い
また、更新します。