「少し賢くなったプロッター」つづき
とんでもない間違いがあることに気づきました。
それは端数補正が全く要らない余計なプログラムでした。
前回の投稿の後、色んなモデルで何回も、プログラムを変更しては試して見ましたが切削結果が端数補正の無い方が全体的にいい感じに削れています。
なんでかなとプログラムを(何回も)見直したり、Gコードを(何回も)見直したりでようやく気が付きました。
「少し賢くなったプロッター」のプログラムはGコードから音声信号に変換して動作させていますが、端数補正を行っている時点では絶対値の位置情報でした。
その後音声信号に変換しているので(ここで初めて相対値を取得)不必要なプログラムです。
ここまで気づくのが遅れたのはきっと悩んで悩んで追加した端数補正で上手く切削出来たので正しいと言う思い込みがあったからだと思います。
では、どうして端数補正があの時は機能したのか、今だからですが二つ思い当たります。一つはマイクロステップが関係しているのかなと感じています。
前フライスはマイクロステップを8で作動させていますが、そんなに精度が良くなく7パルス目と8パルス目でようやく動く感じです。
もう1つは慣性です。z軸が細かく動くときに追従してない可能性が有るかも。
そこを端数補正が無理やりz軸を送り込んで見た上は上手く行っている感を出していただけなのかな。
あの時はあんなに喜んだのに・・・
新フライスではマイクロステップが1、慣性も影響を受け難いモーターのトルクと0.5mmネジピッチとしっかりしている。(だから今回の間違いがあぶり出された)
端数補正なしでもほんの少しズレる問題は一先ず封印
(お得意の現実逃避)
そんなんで新しいモデリングで試して見ました。
リング状
リングを削ってみます。
ポケット除去はらせん
端数補正なしで綺麗に切削できます。約30分
仕上げの走査線
約8分
仕上げのスキャロップ
約8分
走査線での切削
スキャロップでの切削
走査線、スキャロップ両方ともリングの切削、四隅の垂直も綺麗に切削出来ています。
これなら木の切削も問題なく行えそう。
次は今までの様な無機質なものでは無く、人物像的な物をモデリングしてみようかな。
突然ですが
AliExpressでこのスピンドルモーターが1800円位(送料込み)で売られていたので思わずポチッとしてしまいました。
以前のコメント(Amazonで売られている「Genmitsu GS-775M 20000RPM ER11付き」が気になる)と同じかなぁ
約4週間で届きました。
届いた袋を開けてびっくり!
大きさに圧倒されました。大きさは販売ページに記載は有ったのですが、実際に手に取ると画像以上の迫力です。
フライスと大きさの比較
現在使用しているスピンドルモーターと比較
重量 約400g
約400gなのでz軸の上下は出来るかも分かりませんが手に持つとやめとけと訴えている様に思えます。
このスピンドルモーター用に新しいフライスを考えようと(一番楽しい時間)
またね