おバカなプロッター

「おバカなプロッター」つづき

 

G2,G3を読み込める様にバージョンアップしました。

 

今回の機能を追加するにあたって大変勉強になりました。

先ずは、GコードのG2,G3を理解するために色んなサイトを訪れ、何とか理解する事が出来ました。

また、三角関数関係のサイトも相当数訪れ、勉強をやり直しました。

お世話になったサイトに感謝です。

 

Gコードをプロッターで作図

f:id:McKeeChan:20200620103759p:plain

Text To CNCで作成

N10 (ABC)
N20 (A)
N30 G0 Z2
N40 G0 X0 Y0
N50 G1 Z-1 F100
N60 G1 X33.333 Y100 F200
N70 G1 X66.667 Y0
N80 G0 Z2
N90 G0 X57.406 Y27.778
N100 G1 Z-1 F100
N110 G1 X9.261 Y27.778 F200
N120 (B)
N130 G0 Z2
N140 G0 X100 Y55.556
N150 G1 Z-1 F100
N160 G1 X127.778 Y55.556 F200
N170 G3 X127.778 Y100 I0 J22.222
N180 G1 X100 Y100
N190 G1 X100 Y0
N200 G1 X127.778 Y0
N210 G3 X127.778 Y55.556 I0 J27.778
N220 (C)
N230 G0 Z2
N240 G0 X233.333 Y0
N250 G1 Z-1 F100
N260 G1 X216.667 Y0 F200
N270 G2 X188.889 Y27.778 I0 J27.778
N280 G1 X188.889 Y72.222
N290 G2 X216.667 Y100 I27.778 J0
N300 G1 X233.333 Y100
N310 G0 Z2

 

(B)の丸み部分をG3で描いています。

G3を自分なりに解釈した事は現在地から始まり目的地まで線を描くで、現在地は直前のG1コマンド「G1 X127.778 Y55.556 F200」にある『X127.778 Y55.556』目的地はG3コマンド「G3 X127.778 Y100 I0 J22.222」にある『X127.778 Y100』まで、同じくG3コマンドにある『I0 J22.222』で中心点を決めて円弧で描く

中心点の求め方XにはI、YにはJが対応、Iは0だからX127.778はそのまま、Jは22.222だから足して77.778になりこれで中心点がX127.778 Y77.778求められる。

開始位置X127.778 Y55.556から終了位置X127.778 Y100まで中心点X127.778 Y77.778で円弧で描くのですがここからが三角関数の登場です。

先ず半径を中心点X127.778 Y77.778と開始位置X127.778 Y55.556の関係から

 Xが同じでYの差がが22.222なので半径が22.222が求められる。

続いて開始位置と終了位置の角度を求めます。

開始位置はXが同じでYの差がが-22.222なので真下=180度

終了位置はXが同じでYの差がが22.222なので真上=0度

G3コマンドは反時計回りに描くので180度~0度まで1度づつ減らして座標を求める方法を採用しました。

求めた座標を基に結局のところG1コマンドに置き換えて描画しています。

同じようにG2コマンドは時計回り1度づつ増やして座標を求める

悩みに悩んでこの方法(もっとスマートな方法があるかも知れませんが)にたどり着きました。

 

Gコードをプロッターで作図

f:id:McKeeChan:20200621093607p:plain

Text To CNCで作成

N10 (S)
N20 (S)
N30 G0 Z2
N40 G0 X0 Y27.778
N50 G1 Z-1 F100
N60 G3 X27.778 Y55.556 I27.778 J0 F200
N70 G2 X50 Y77.778 I0 J22.222
N80 G0 Z2

 

(S)はG3,G2の円弧のみで描いています。

同じ方法で各数値を求めます。

下の円弧が開始角度真横の左=270度、終了角度真上=0度だから270度~0度まで1度づつ減らして座標を求める。

上の円弧は開始角度真下=180度、終了角度真横の右=90度だから180度~90度まで1度づつ増やして座標を求める。(360度=0度と考えて計算している)

 


おバカなプロッター

字幕付きがyoutubeでご覧になれます。

 

各情報を手に入れるために本を購入してまでとは思わないので、ここまでこれたのも公開されているサイトが有っての事だとつくづく感じました。

 

ありがとうございました。