「少し賢くなったプロッター」つづき
新作「少し賢くなったプロッター」が完成しました。
とても良い感じに仕上がっています。
前回、紹介した幅広のスライダーを後二つ完成させてxy軸に重ねて縦向きに配置しています。z軸は水平に配置してステッピングモーターに負荷が掛からないようにしました。これによりスピンドルモーターの重さで下がる事が無い。
cncフライス 横位置から
cncフライス 横位置から
cncフライス 縦位置から
なかなか厳ついものが出来上がりました。
切削の様子
切削した部材
木材で試して新たな特性などが分かりました。
使用したエンドミルは1mm
まず最初に左下の「w」z軸の送りを0.1mmで5回繰り返して切削
一寸辛気臭いが、いい感じに切削出来ます。
右上の小さいほうの「○」これもz軸の送り0.1mmで切削
右上の大きいほうの「○」これもz軸の送り0.1mmで切削、更に0.2mmで切削
両方とも綺麗な円になっています。
最後に左上の「○」z軸の送り0.3mmで切削
気持ちよく切削(切削時の音が削ってるなあ)
途中でz軸の送り0.5mmに変更してみました。
更に気持ちよく切削(切削時の音が心地よい)
しかし、あらら・・思わぬところへ進み始めました。
結果、送り0.5mmはちょっと厳しい(木の固いところに引っ掛かった感じ)
ほかの材料でも試して見る価値は有りそうです。
スピンドルモーターからペンに取替え
縦置きにしてペンプロッター 前から
縦置きにしてペンプロッター 横から
縦置きにしてペンプロッター 横から
描画の様子
描画した「薔薇」
前作に比べて綺麗な仕上がりになっています。
プロッター自身の剛性がUPしたのとスライダーの動きが滑らかになったことが影響していると思います。
作動中の音が軽やかにでぎこちなさが無くなっている。
最後に
cncフライスとしても何とか形になったのではないかと思っています。
ただ、cncフライスと言ってもプログラムが平面のプロッター動きをz軸を送って繰り返しているだけで、立体の切削など難しいのが現状です。
・・・立体の切削・・・
実現に向けて1番の難関 「ý軸z軸の排他制御」これをプログラムで克服する。
(プログラムで言うところの割り込み作業見たいなことを考えています)
Gコードを更に勉強して市販のcncフライスが読み込んでいるコードを利用出来る様にする。(色んなサイトを見ているが難航しそう)
とりあえずcncフライスが完成したと言うことで一先ず終えたいと思います。
ありがとうございました。